歌詞(歌ネット)
明記しない引用は上記サイトより
アイツからの文章の後半。前半はこちら。
アイツから届いた考察
Stonedの意味
ところで、大麻愛好家を意味する「ストナー」とは英語でStonerと表記するが、これは直訳すると「Stonedな人」となる。Stonedというとスラングで「大麻で酔いすぎて動けねーw」という意味だが、こんな名曲がある。
ウィーアーストーンドチルドレン
流れていく時間はずっとスロウなままで
感覚だけ尖っていった
2ndアルバム「Seven Girls’ H(e)avens」に収録されている「Stoned Child」という曲だ。キタニはインタビューでお酒で酔っ払っている曲と説明している。
酔っ払いの歌を書きたかったんです。自己憐憫と酒という逃げ場ですね。歌詞で《不幸自慢とアルコール》って、そのまま書いてるんですけど。
アルコールに逃げる「Stoned Child」
待て。
お酒は感覚を鈍らせる効果がある。脳の機能を抑制するから当然である。
酒でスロウにはならない
流れていく時間はずっとスロウなままで
こんな感覚をお酒で感じたことがある人はいるんだろうか?時間がゆっくりに感じる、感覚が鋭敏になる、これは大麻の典型的な効き方だ。次にこんな歌詞がある。
マンチーの意味
疼き出すマンチー
「マンチー」とは大麻の食欲増進作用、また先程述べたように感覚が鋭敏になることにより食べ物が美味しくなる作用のことだ。上手くマンチーに入ると普段ではありえない量の食べ物が胃に入る。
しかし所詮は脳のバグなので、「そしてまた後悔」と歌詞にあるように、後で食べ過ぎで「後悔」することも多々ある。
チルタイムの意味
チルタイム終わりの合図
次にくる単語「チルタイム」は今でこそスラング的に使われるが、元々大麻でリラックスしている状態を示す。「大麻を吸ってチルする」という言い回しはストーナーの中では一般的に使われる。
……これが酒の歌だろうか?
酒の歌には聞こえない
確かに冒頭は「不幸自慢とアルコール」と始まる。アルコールと大麻の相性は最高だ。それこそ「この世の全てを許したく」なる。
「まあ一息つこうぜ」なんかも、そう言いながらジョイントを差し出している図が浮かぶ。
お酒の歌なら、そもそもタイトルを大麻の隠語にし、歌詞の中でここまで大麻を連想させるワードが出てくるだろうか?
大体、「テレッテテーレテーレ♪」のリフが一生続くのはなんなんだ。Five Horse Johnson並にブリってるじゃないか。酩酊して聴くと頭がおかしくなる。最高だ!
解像度が高すぎる薬物描写
キタニの他の曲でも、平気で薬物の描写が出てくる。しかも知識もしくは経験がないと判らない言い回しで。
メジャーシーンでこういうことをやってくれるキタニが大好きだ。新曲『ユーモア』のような文学的で綺麗なキタニ曲も大好きだが、個人的にはこういった社会的タブーや心の闇を生々しく描いているキタニ曲を特に心の支えにしている(ねえ、天国の改札のフルいつ出るの?)
まとまりのない文章になったが、キタニがこれからどんな作品を作っていくのか目が離せない。お茶の間にも知られるミュージシャンになったから、尖った曲は作らなくなっていくのか、それともアルバム曲でやらかすのか。
今後の活躍に期待である(麻薬特例法気を付けてね)。
「私」からの補足
「人間なんて辞めちまおうぜ」
ベロベロに酔っ払ってもいいじゃないか
へべれけじゃなきゃ生きれないよ
食っているブツが何であろうと構わない。素面ではやっていけないのが現実というものである。
仮にこの解釈が正しいとして、我々はこの解釈に全面的に同意する。へべれけじゃなきゃ生きれないよ。
記事の前半はこちら。
コメント